こそだて

「夫が育児に協力してくれないのは発達障害の特性かも」〜産後に限界を感じたわたしの体験談〜

きくちかげつ

こんにちは!
現在夫婦の主導権を握っている きくちかげつ と申します。✋

夫婦って色々ありますよね。(しみじみ)
特に出産を期に心身共に変化が大きい女性と、父親の自覚と責任が芽生えずに変化しない男性の間にはトラブルがつきものです。

何を隠そう、私は夫のことを「発達障害なのではないか?」と思っています。
病院に行っていないので、診断はされていませんが…
そう思うに至るまで約6年。いろいろありました。

今回は、私が娘を出産してから6年間悩まされた夫婦関係について、3つの記事にして紹介します。

【続編はこちら↓↓】

夫が育児に協力してくれないのは発達障害の特性かも~産後に限界を感じたわたしの体験談~(保育園編)
夫が育児に協力してくれないのは発達障害の特性かも〜産後に限界を感じたわたしの体験談〜(手紙編)
  • 出産後、夫の行動・言動に悩まされているママさん
  • パートナーに言いたいことが言えずにストレスを溜め込んでいるママさん、パパさん
  • 夫婦の会話が減少して「これからどうしたもんかなー」と思っているママさん、パパさん
  • パートナーが発達障害かも?と思っているママさん、パパさん

そんな人に読んでもらえたら嬉しいです。
状況を打開するヒントのようなものになれれば幸いです。

2018年 娘誕生

だっこが大好きな娘。しないと怒る。

2018年8月。可愛い娘が生まれました。

出産後、会陰切開後の縫合、尾てい骨周辺の謎の激痛で私は体がボロボロでしたが、いよいよ初めての育児が始まりました。
負傷した体での育児は想像をはるかに超えてしんどかったのをよく覚えています。
子を産むのはまさに命がけ。

出産前までは夫は優しく私を支えてくれていましたが、新しい命が生まれたとたん、どんどん頼りなくなっていきました。
「母親ならなんでも知っている、なんでもできる」とでも思っているんですかね。
産後の妻を思いやる姿勢は一体どこへ…
そう感じさせるエピソードを紹介していきます。

産後、「夫にイライラした」エピソード5つ

①体がボロボロの妻に出生届について詳しく聞きたがる

産後1週間ほど経ったころ、出生届を出す前に夫がお見舞いに来てくれました。

「父として」の大事な役目ですから、多少緊張したんでしょう。
夫は、出産と慣れない育児で疲れ果てている私に「窓口はどこ?」「何階?」「役所に着いたらどこに行けばいい?」「書類はどんなの?」などとあれこれ尋ねてきました。

知るか!
窓口で聞けや!
わたしだって初めてなんだから知るわけないだろが!
と心で叫びましたが、ぐっとこらえて「行って聞いてみて…」と言ったと思います。

産後に初めて夫にイラついた出来事でした。
まぁでも、これくらいなら笑い話ですよね。
ただ、あとから考えればこれはのちの出来事の予兆でした。

②実母と義母に育児を任せっきり

退院後は実母2週間、義母2週間のお手伝いがありすごく助かりました。またもやイラついたのは、それに完全に甘える夫の姿でした。
疲れを理由に育児をほぼやろうとしない。

「お母さんが帰ったらうちら二人(夫婦)でやるんだからね」と伝えましたが、いまいち響かない。
フォローしてくれるお母さんがいるうちに慣れてほしいという私の気持ちは伝わらず。

実母が帰るときは涙が出ました。
産後でメンタルが不安定だったのもあってものすごく寂しかったのを覚えています。
母がいなくて私はやっていけるのだろうか…とすごく不安でした。

③「ちょっと薬局行ってくる」で2時間帰ってこない

産後1ヶ月半。案の定、実母と義母のお手伝いが終わってからは、ほぼワンオペ状態でした。
今となっては毎日必死だったのであまり記憶にない…

覚えていることと言えば、薬局(近所のドラッグストア)に行ったまま2時間帰ってこなかった夫のことでしょうか。

帰ってきた夫に、
「寝る時間もない、気分転換もできない、私のほうが出かけたいんだけど!」
「たかが薬局で2時間も留守にするってどういうこと!?」
と怒ったことを覚えています。

そして、この時怒りの他に感じたのは違和感でした。
「夫はこんなに空気の読めない人だったか?」と。なんだかおかしい気がする。

④足りてない育児で「やった感」出す

沐浴は、結局母達が帰ってからは私が担当になりました。
あまりにも沐浴をやってくれないので、その後強制的に夫と一緒に浴槽に入ってもらうスタイルにしました。
浴槽にすでに入っている夫に、私が娘を渡して体を洗ってもらったんです。

でも、当時夫がやっていたのは浴槽の中のことだけ。

何もやらないよりはよっぽどマシですが、服の着脱と浴後ケアは私が全部やっていたので今思うとモヤモヤします。
気持ちの良かったお風呂から上がって赤ちゃんが泣き始めたりして、浴後ケアのほうがけっこう大変だったりします。

夫よ、浴槽内のことだけが風呂だと思うなよ。

⑤夫が当時していたこと

夫が当時していたことは、

  • 浴槽で娘の体を洗う(だけ)
  • たまに私に変わって抱っこ
  • 休みの日にたまにミルクを作る、あげる
  • たまにあやす
  • たまにおむつ替え
  • たまに子供の受診の時の運転

「これだけでもやってくれればオッケー」と思うママさんはどれくらいいるんでしょうか。
わたしの場合は、「これだけで赤ちゃんが育てば苦労はない」と思う派です。
この他は全てわたしがやっていました。
わたしのやる育児の比率が高すぎて、夫に感謝できませんでした。

夫には腹が立つが娘のことが最優先

産まれてからずっと、娘は抱っこが大好きな子でした。
横に寝かせれば泣くので、抱っこが常に必要な状態で、私の腕は辛さを乗り越えだんだん筋肉質になるばかり。
抱っこしながらソファに座って自分も寝る。毎日そんな感じでした。

気持ちに余裕がなさ過ぎて、自分の歯磨きすらゆっくりできない日々でした。
その1年後、神経を抜かなければならないほど虫歯が悪化してしまいました。
さよなら、わたしの神経…

自分の心身のケアができない日々が続きましたが、かわいい娘の成長が何より励みになっていたように思います。

夫に感じる違和感や不満、不安は毎日蓄積されていくものの、そんなことより娘との時間を大事にしていました。

衝撃的な一言「これ以上はできない」

産後2ヶ月程経ったある日、夫が仕事から帰ってきてから、私は「もうちょっと育児に積極的になってほしい」という内容を伝えました。

すると夫から発せられた言葉は、
「悪いけどこれ以上はできない」
でした。

は!!??

一瞬何かの聞き間違いかと思いました。
じゃあ、今以上に何か増えたとき、全部わたしがやれってこと!?
心底がっかりしました。

一生忘れることができない言葉です。

夫に頼めない日々から負の感情が大きくなった

夫に言われたこの言葉をきっかけに、わたしはどんどん夫に頼みごとがしずらくなりました。
声をかけることすら減っていきました。

一番近くにいる大人なのに頼りにできない。
毎日、「なんでうちの夫は育児をしないんだ。よそでは育児休業を取っているご主人だっているのに」と悶々と過ごす日々が続きました。

最初の違和感から負の感情が大きな雲のようにモクモクと大きくなっていきました。

夫婦のコミュケーションが減り険悪ムード

産後3ヶ月頃、わたしはどんどん夫に対して閉鎖的になっていきました。

  • 子供の定期健診
  • 成長に合わせた物品購入
  • 母乳について
  • 産後の体について
  • その他諸々

分からないことが沢山ありましたが、とにかく自分で考たりネットで調べたり、先人のアドバイスを求めたりして、夫に相談するという選択肢はなくなりました。

頼りにならない夫に目を向けず、自分と娘の笑顔を信じて育児をしていました。
育児に正解はない。
「目の前の娘が元気で笑顔であれば正解」
この言葉を信じて毎日過ごしていました。

このままではいけないとも思った

もちろん、どうしたら夫が協力的になってくれるのか考えた時期もありました。
一日のスケジュールを記載した紙を提示すれば、できそうなところだけでも実行してくれるのではないかと思ったのです。

でもこの方法は続きませんでした。
子供が成長するにつれて育児の内容が変化していくので、それを紙にまとめるだけでもいちいち面倒ですし、期待したほどの効果は全然ありませんでした。
その分失望もしました。

まだ結婚前に夫が言っていた言葉が思い出されます。
「俺は変化よりも安定が好き」
つまり、変化に対応できないんですね。

そもそも子育てに向かないんでしょう。

離乳食の難しさがきっかけで涙が溢れた

生後5ヶ月頃、離乳食が始まり益々忙しくなりました。

ある日赤ちゃん用のおかゆを作っているとき、しんどさがこみあげて夫の前で泣いてしまったのを覚えています。
「せめてブレンダーだけでも買ってくれ」と頼みその日のうちに家電屋さんに行きました。

この時夫はどう思ったのか、だんまりだったのでよくわかりません。

一つ言えることは、夫は離乳食作りも手伝ってくれたことは一度もなかったという事実。
私からすれば「困っている人を助けるのは当たり前」という感覚ですが、そもそも私は、「夫には私の気持ちが理解できない」ということに気付けずにいました。

互いが何を考えているのか、何も考えていないのかわかっていなかったので、意思の疎通は難しいですよね。

子供と友人が癒し

しゃべることができない赤ちゃんの育児は孤独だ、なんて言葉をたまに聞きますが、私はあまり気にしたことはありませんでした。

しゃべれないにしても目を合わせてくれるので、「今日は晴れだよ」「今日も可愛いねえ」「連続テレビ小説がめちゃくちゃおもしろいよ」など、他愛ないことを毎日話しかけていました。

毎日娘の表情をスマホで写真に撮っては実母や義母に送り、喜びを共有していました。

それに、育児休暇の7ヶ月のうち、友人が遊びに来てくれたことが何度かありました。
子育ての先輩でもある友人は「赤ちゃん見てるから用事あれば済ませてきて」と言ってくれました。

神、降臨。

涙が出るほど嬉しかった。
夫から欲しかった言葉でした。

学生時代から仲良くしている友人も何人か来てくれ、家族以外の大人との会話はすごく癒されました。
友人の帰り際、「また来てね」と心から声を掛けていました。

産後にお父さんにしてほしいこと

小さなことでもいいからチャレンジしてみる

世の中のお父さん、必死に育児をしている奥さんに「もうこれ以上は手伝えない」なんて言わないでくださいね。
怒りを買うだけです。
まずは自分ができることからチャレンジしましょう。
小さなことでもいいです。

マッサージをしてあげる

産後のお母さんは心身ともに本当にボロボロです。
たまには肩や足のマッサージしてあげてください。
その際、おさわりは一切なしでお願いします。
特に初産で母になった女性にそんな余裕はありません。

育児か家事、どちらかでもOK

赤ちゃんのお世話ができないなら、必死で家事をしてください。
奥さんがボロボロの体で育児をしている分、家事に力を入れてください。
できればごはんの準備もお願いします。

寝かしつけする

寝かしつけにチャレンジしてみて下さい。
最初はできなくても、続けるうちにできるようになるかもしれません。
できるようにならなくても、その辛さを奥さんと共有してくれるだけでもうれしいです。
寝かしつけができるお父さん、マジでかっこいいです。
だって、その間に奥さんが休めます。
休めた奥さんは、もっと家族を愛せます。

まとめ

わたしは出産前、夫に対して『不器用ながらも毎日育児に奮闘するお父さん』を想像していました。
ところが実際は『育児はほとんど人任せで初めてのことに挑戦できない臆病な人』でした。

初めてのことを一緒に共有してほしかったです。
2人の間にできた大事な娘の育児を辛いことも楽しいことも共感したかった。
大変ながらももっと子供を通じて笑いたかったです。
今でも当時のことを思い出すと涙が滲みます。

次回は保育園の通園が始まってからのエピソードを綴っていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

夫が育児に協力してくれないのは発達障害の特性かも~産後に限界を感じたわたしの体験談~(保育園編)
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きくちかげつ
きくちかげつ
子育て情報収集家(宮城在住)
こんにちは!宮城在住、2018年生まれのかわいい娘と、マイペース夫と3人家族のきくちかげつです。パート勤務しながらブログを運営中。宮城を中心とした子育てに役立つ情報を発信しています。お出かけ情報以外にも、資格やグッズも紹介しています。
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