【出産後の夫婦問題】離婚を一旦やめた話〜手紙編〜

こそだて

こんにちは。毎日お疲れ様です。
娘にあまく夫に優しくできない きくちかげつ です。

これまで頼りにならない夫について、『出産後』『保育園が始まってから』に分けて綴ってきました。

【出産後の夫婦問題】離婚を一旦やめた話〜産後編〜
かわいい娘の出産を期に変わってしまった夫婦の関係。どんなに良好な関係の夫婦でも、出産という大きな大きなライフステージの変化は大きな試練になり得ます。わたしもその一人。世の中には夫婦の問題で悩んでいる人がたくさんいるはず。一人で悩まず、誰かに相談しましょう。
【出産後の夫婦問題】離婚を一旦やめた話~保育園編~
前回の記事の続編です。産後、夫の協力が協力を得られずに毎日が経過していく中、保育園が始まりました。やることが増えているのに夫は頼りにならない。夫婦の行方やいかに。

今回は、話し合いができない夫のために思いの丈を手紙にした話を綴っていきます。

この記事はこんな人にオススメです。↓

夫婦間の会話がない
離婚を検討している
パートナーが発達障害である。若しくは疑いがある。

休職したことで取り戻した自分らしさ

心身共に疲れ切った状態になったわたしは、とにかく長期的な休みを欲していました。

前回のブログでも触れましたが、2ヶ月の休職を頂きゆったりした時間を過ごすことができました。

ブログを本格的に始めたり、Amazonプライムで映画を見まくったり、音楽を1日中聴いたり歌ったり、スイカゲームを何時間もしたり、一人で外食を楽しんだり。

枯れ枝だった心が、栄養(好きなこと)を吸って緑の葉っぱを取り戻したような感覚でした。
本当に自分のためだけに使える時間て、子供が生まれるとそうそうないですしね。

保育園には病院の診断書を提出し、傷病による休職ということで通常通り娘を預かってくれました。
傷病手当がもらえることになり、貯金もあったので収入面もそこまで心配いりませんでした。

どんな人、状況でも言えることですが、心身に疲れを感じた時はぜひ休職という選択があるということも知ってほしいです。

職場に迷惑かける、給与がなくなる心配もあるかもしれませんが、体があげている悲鳴は自分にしか聞こえません。
医師から休職が必要と認められれば傷病手当も出るかもしれません。

傷病手当金 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

復職後はパート勤務&時短にして負担を減らした

10年間社員として勤めていた会社でしたが、自分の体を優先して復職後はパート勤務を選択しました。
週4回で一日7時間労働。
出勤と退勤で30分ずつ時短しています。
今のところ無理なく働けています。

今では逆に、子供が小さいのによく何年も毎日朝早くから出勤できてたなーと自分に感心しています。

娘には朝早く起こす日々が続いて悪かったな…なんて思いますが、おかげで朝に強い子になってくれました。
朝起こすとパッと起きてくれます。

週4勤務にしてから、週に一度の平日休みが待ち遠しくてたまりません。
私の場合は、家族と距離を置ける日を週に1回つくることで心のバランスを保てている気がします。

子供が生まれて6年ほど自分のことをゆっくり考える時間がなかったので、「やりたいこと」「考えたいこと」が凝縮された塊が胸につかえている感じでした。
今は平日の休みにやりたいことをしてストレスを軽減しています。

一方で想像以上に給料が減ったことが不安要素に

パートなので時給なわけですが、季節の変わり目で娘が体調を崩しがちになると休まざるを得ず、復職一ヶ月目から6日も休んでしまいました。

有休はありましたがハイペースで使うと後半なくなってしまうので、半分有休、半分欠勤で調整してましたが、給料は減りますわね。

社員のときの半分以下になってしまった給料。
想定していた収入には届きませんでした。

娘が休みがちなのに、夫は相変わらず娘のために有休を使わない。
心底呆れますし腹立たしい。給与は少ない。

夫に対して更にストレスが大きくなりました。

収入が減ると考えなければならないことも増えましたが、家計を私任せにしている夫は何も動きません。
恐らく自分のことしか考えられないのでしょう。

一人で抱え込み急に体が動かなくなってしまった

そんな日が続いたある休日。

娘から「一緒に遊ぼう!」と言われたものの平日に溜まった家事をしようと思っていたわたしは、あれもならなきゃこれもやらなきゃ、でも娘と遊ぶ時間も作ってあげたいと頭がタスクでいっぱいになってしまいました。

すると、体が急に重くなり動かなくなってしまいました。
体調不良なのかわからないけど、とにかく体が重い…。
頭がしびれるようにボーっとして、何も考えられなくなりました。

娘には「ごめん、ちょっと調子悪いから休ませてね」と声をかけ、とりあえずベッドで横になりました。

それから何時間か経ち気付けば夕方近くになっていましたが、とりあえず動けるようにはなりました。

初めての経験でした。
傷病手当の申請をきっかけに受診した心療内科で「適応障害」と診断されていましたが、これがその症状なんだな…と実感しました。

ついに夫と口論に

復職後、夫にウンザリしていることを伝えたことがありました。
家計のことで少し口論になったことをきっかけに「もうね、、、本当にウン…ザリしてるの」と。
言い方伝わりますかね。「ウン」の所に力を込めて心底ウンザリしている気持ちを伝えたんです。

その時、「あなたはいつも自分のことしか考えてないんだよ。自分のことしか考えることができない。そうしかできないあなたを責めるつもりはないけど、それじゃこっちの身がもたない」と言ってみましたが、だんまりでした。

夫は付き合っているときから、口喧嘩ができない人です。
しないのではなく「できない」のです。
相手から責められると頭が回らなくなるのか、返答ができなくなるみたいです。

それから何日か経って、娘からうつった風邪でだるくて横になっていた時のこと。
寝室に夫が入ってきて「ちょっと話いい?」と。(娘はリビングで一人YouTubeを見ていました)
夫は収入減で家計を心配する私に、「多少収入が減っても大丈夫と見込んだからパートになったんでしょ」と言い出しました。
「オメーが育児も家計も全て人任せにしなきゃこんなことになってねーんだよ!」と思い、それをきっかけに私はついにキレてしまいました。

娘が生まれてから約6年、嫌だったことワースト3くらいを泣きながら伝えたものの、体調不良な上に突然の話し合いで感情が整理できず伝えきれずにいました。

夫も言いたいことがあるようでしたが、途中で娘が寝室に入ってきてしまい中途半端で終わってしまいました。

冷静に伝えるため手紙を書いた

夫に渡した手紙(添削前)

私は娘の前で夫婦喧嘩をするのが嫌だったので、冷静に思いの丈を伝える手段として手紙を選びました。
手紙は使い慣れたエクセルで作成し、A4用紙4枚分になりました。

初回出力から渡すまでの数日間、何度も読み返し修正を入れ、最終的には4枚目の余白に手書きで離婚の意思と返事の期限を追記しました。
あくまでも冷静に淡々と伝えるべく活字にし、最後に強調できるように離婚の意思を手書きで追記。
万全でした。
(写真は添削前のもので、プライバシーに関わるところは伏せています。)

内容としては、

  • 娘が生まれてから嫌だったこと10項目
  • 離婚の意思があること
  • 夫に直してほしいところ7項目
  • もし「直す意思」と「親として変わる意思」があるなら離婚は踏みとどまる
  • 娘が最優先の私を支えてくれないなら離婚する

だいたいこんなところでしょうか。

準備万全にしたものの、いざ渡すときはけっこう勇気がいりました。
休日の朝に手紙を渡し、娘と私は友人と出かける予定だったのでそのまま外出。
夫に一人で考えさせる時間を与えました。

やっと伝わった??

手紙の返事は翌日の夜に頂きました。

「このまま家族3人で暮らしたい」
「これまでのことを謝る、ごめんなさい」
「これからは娘の受診の付き添いしたり少しずつ変わっていきたい」

とのことでした。
一応離婚は見送りましたが、私としてはまだ信用していません。
人は行動が全て。
行動できない人は信用できません。

それ以降はわたしも溜めずに要求があるときは言うようにしています。

夫婦の関係は改善こそしたものの良好ではありません。
マイナス10からマイナス5くらいになったようなもんです。

夫に関して言えば、やっと父親として人生が始まった感じです。
私が母親6年生なら夫は父親1年生。

本当に夫が変われるかどうか、見ていこうと思っています。

1カ月の変化

手紙を渡してから約1ケ月。
一番維持できているのは、娘に対し優しく接することです。
それまでは、『仕事で疲れる⇒イライラする⇒娘にあたりが強い』これが当たり前だった夫が、娘に対し口調が柔らかくなりました。娘も夫も笑顔が増えました。

これが本来の親子だよな。
と冷静に評価しています。

そして夫は娘と毎日お風呂に入るようになりました。
浴後の娘のドライヤーについてはなかなか定着しなかったのですが、何度か指摘するうちにやるようになってきました。

家事をしているときもイライラした様子はあまりなく、淡々とやってくれています。

家族として支え合うという感覚が鈍く相手をフォローする意思は相変わらず皆無ですが、本当に少しずつできるところから実行しているので、私の「離婚したい」気持ちもまずはおさまりつつあります。

でもこの前、食事のあとの食器を自分の分しか洗わない夫に腹が立ち「自分の分しか洗わないってなんなの?」と喧嘩になりかけたところでした。

私の中で離婚の可能性がゼロになったわけではありません!

発達障害の疑い

わたしは、夫は発達障害なのではないかと思っています。

普通の親子関係が築けないし、家族が増えてからは特にパートナーの気持ちを汲み取れない夫。

自分の時間、空間を大事にしていて、自分のペース、空間を乱されると混乱してしまう。
夫の場合はイライラとなって表に出てきます。

正直、家庭を持つこと自体が向かないんじゃないかなーと思ってしまいます。

夫が発達障害と決まったわけでもないし、夫に病院に行けとも言うつもりはないし、発達障害に偏見があるつもりもありません。
ただ、一緒に暮らす家族は苦労が多いことも事実。
夫との生活は苦労が多いです。

発達障害については本を読んだりネットで調べたりして対策があることも知っています。
でも、小さな子がいる家庭では育児に全集中したいので、夫のことまで面倒見切れないのも事実。

難しいです。
正直、夫から離れて娘と二人で生活できたらなんて楽なんだろうと何度も思いました。

とりあえず今は、家族のために変わろうとしている夫を見ていくしかできない状況です。
もしまたしんどくなったら友人に愚痴ったり心療内科で相談しようと思います。
人に頼ることが大事だと思います。

まとめ

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。
こんな長文で重いブログでしたが、同じような思いで苦しんでいる方にとって状況を変える糸口になればという思いで書きました。

育児、仕事、家事を担う人、疲れたらまずは休んでほしい!!
1人の時間で自分に潤いを与えてほしいです。

そして、頼りになる誰かに現状を伝えてみてほしいです。

私の場合は、アスペルガー症候群の兆候が強い元旦那さんと離婚経験のある友人に助けられました。
行政にも頼れる窓口があることや、離婚についての具体的な進め方もアドバイスしてくれました。
(本当に感謝してます!ありがとう!これからもよろしくね!)

家庭の問題は、深刻になればなるほど口外しにくいもの。
でもだれか見方がいてくれれば、状況を打開する助けになると思います。
ぜひ一人で抱え込まないでほしいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
そして日々お疲れ様です。
皆さんにとって今日が良い日でありますように!


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