【出産後の夫婦問題】離婚を一旦やめた話~保育園編~

こそだて

こんにちは。今日もお疲れ様です。
現在夫婦仲再構築中の きくちかげつ と申します。

前回の記事では、私が娘を出産した直後から頼りない夫にイライラしたり失望した話をご紹介しました。

【出産後の夫婦問題】離婚を一旦やめた話〜産後編〜
かわいい娘の出産を期に変わってしまった夫婦の関係。どんなに良好な関係の夫婦でも、出産という大きな大きなライフステージの変化は大きな試練になり得ます。わたしもその一人。世の中には夫婦の問題で悩んでいる人がたくさんいるはず。一人で悩まず、誰かに相談しましょう。

今回は、娘の保育園入園、自身の復職後のお話をしたいと思います。
仕事の疲れから保育園のことはもちろん育児は相変わらず人任せな夫。
私だって仕事してるのに…!

ストレスが溜まっていく私。
そのストレスはいつか噴火します。
まるで火山の噴火を待つグツグツと煮えたぎるマグマのよう…。

この記事はこんな人にオススメです。↓

パートナーが育児をしてくれない。
パートナーとの会話が減っている。
パートナーがいつもイライラしている。
パートナーにイラついてしまう。
パートナーに期待できない。

やることが多く不安を溜め込んでいる自分に気が付かない

出産から8ヶ月目の4月。
娘が保育園に入園し「慣らし保育」が始まりました。

今でも忘れられないのは、慣らし保育中に娘がなかなかミルクを飲むことができなかったことです。
人見知りが強いほうだった娘は、保育園の環境に慣れるのに少し時間がかかりました。
慣らし保育期間の後半になって保育士さんから「今日ミルク飲めましたよ」と言われた時は、安堵感で涙が出てしまいました。

今思うと、出産から半年以上経っても精神状態は戻っていなかったように思います。
原因はほとんど一人で育児をしていたからじゃないかと感じます。
いつまでも自分優先の夫は頼りにできなかったので、育児に加え、保育園探し、手続き、準備もほぼ一人でやっていました。
夫が付き合ってくれたのは準備物の買い物くらいでしょうか。

そんなこんなで自分でも気づかないうちに不安な気持ちを溜め込んでしまい、他者からのちょっとした優しい一言をきっかけに涙としてブワッと溢れてしまう。
私だけではなく、こういうお母さんはけっこう多いのではないかと思っています。

復職後は時間に追われる日々

慣らし保育が終わり、いよいよ本格的に登園開始。
同時に復職です。
復職一日目のあの育児から一時解放された感覚、今でも覚えています。

娘は抱っこしていないと泣いてしまう子だったので、それまでずーっとあった腕にかかる重量感からの解放。
体が軽くなったようにも思えました。

と同時に毎朝娘が私と離れたくなくて保育園で泣きじゃくる姿も忘れられません。
あれ辛いですよね~。

夫は出勤時間が早朝で、早いと4時なんてこともあります。
帰宅は18時前後です。
保育園の送迎はおのずと私の役割になりました。
早朝出勤は同情しますが、「仕事だけ」の夫と「仕事と育児を両立」する私。
「仕事のほうが疲れる」なんてチンケな主張は通用しません。

毎日時間に追われる日々でした。
5:30起床で自分の準備を終わらせ、娘の授乳、離乳食、おむつ替え、家事、7:30に家を出て登園、8:00仕事開始。
15:30退社で保育園へお迎え。
帰宅後は授乳と離乳食とお風呂、寝かしつけをほとんど一人でしていたと思います。
夜はくたくたで、寝かしつけで一緒に寝ちゃっていることが多かったです。
ワーママなら通る道とはいえ、過酷でした。

当時職場で人材不足だったこともあり、出勤時間を遅らせることが難しかったのも非常に辛かったです。
今にして思えば、それでも朝30分でも出勤時間を遅らせることができればもっと精神的に余裕ができたのに。
人材不足をどうにかするのは私ではなく会社なのに、なんであの時あんなに無理しちゃったんだろうと思います。

夫には皿洗いと洗濯をしてもらっていたような記憶があります。
娘のお風呂に帰宅が間に合えばたまに入れてもらっていたかもしれませんが、あまり覚えていません。
正直、家事を溜息をつきながら「疲れてるのになんで俺が」とでも言いたそうにやっている姿ばかり思い出されます。

娘が喘息発症

保育園に通い始めて1年が経過したころ、娘が喘息を発症しました。
風邪から咳が止まらなくなって呼吸が早くなり、かかりつけ医受診後、大きな病院を紹介されそのまま入院。
娘と二人、10日間の入院生活を送りました。

幸い重症にならずに済み、咳をしながらも活気のある娘。
そして、1歳と言えば歩くのが楽しくて探索が大好きなお年頃です。
点滴しながらも元気に部屋中探索する娘の姿からは、たくましさを感じました。

当時コロナの流行り始めで面会はごく限られた時間しかできず、夫とはあまり会えませんでした。
自分に関して言えば仕事と育児の疲れがだいぶ溜まっていたので、いい休養になりました。
ご飯は毎日決まった時間に出てくるし、家事も仕事もしなくていい。
娘の症状が軽快する最初の数日は大変でしたが、その後は娘と向き合い濃い時間を過ごせたように思います。

夫と物理的に離れることができたのも、心が休めました。

退院後は内服による症状の予防が必要になりました。
もうすぐ6歳になる今でも毎日朝晩に薬を内服し続けています。
体力がついて今では喘息の症状が出なくなくなりましたが、「念のため薬は飲んで」と医師の指示があるためまだ通院は必要です。

問題はやはり夫の行動です。
喘息発症後は「3カ月に1回程度の診察」と「2週間に1回薬をもらう」ため病院に行く必要があるのですが、夫には協力する様子がありませんでした。
夫は土曜日が隔週で休みですが、病院が開いている土曜の午前に私が「娘と病院に行ってくる」と言うと「はい」と返事をするだけで留守番するか自分の買い物に行くか。
過去に一度受診を頼んだことがありますが、ものすごい面倒そうにされ私もイラついたので頼むのをやめました。

去年あたりから受診することを伝えることすらやめていました。
娘の喘息を気にする様子もないので、親としてどうなんだと疑問を持つようになっていきました。

娘を叩いた夫にショックを受ける

娘が1歳の頃、夫の行動を強く非難したことがありました。

娘と夫が一緒にお風呂に入り上がってからのこと。
脱衣所から娘の泣き声がしたので覗きに行きました。
すると夫から「〇〇ちゃん(娘)が俺の目のあたり叩いてきたから躾として頭叩いた」という言葉が…。

まだ言葉を満足に話せない赤ちゃんを叩いたらしいです。
「それは躾じゃない、虐待に当たる」と伝えてもしばらく納得しない夫。

夫は「子供の頃、悪いことをすれば親に頭をはたかれるのは普通だった」と話しますが、それはある程度大きくなってからの話であって赤ちゃんの頃の記憶なんてないだろ!と思いますし、赤ちゃんを叩くようなお義母さんではないことも私は知っています。
完全な勘違いだし、間違った育児です。
今は時代も違います。

色んな事にショックを受け涙が出ました。
「叩かれた娘がかわいそう」
「想像していた幸せな育児とかけ離れている」
「叩いておきながら自分は悪くないと主張する夫」
一瞬出来事を整理できませんでした。

虐待についてスマホで調べ、翌日仕事から帰ってきた夫にもう一度虐待について説明しました。
不服そうな表情をされましたが、その後はとりあえず娘に手を挙げることはありません。
なにせ「次に子供に手を挙げたら通報する」と伝えましたから。

娘を叩くという行為は、夫に対し「小さな子供を叩いてしまう人」という印象を持たざるを得ない出来事でした。
また、「父親としての役割がこの人にできるのか」という漠然とした疑問を抱えるようになってしまいました。

時短勤務をやめてすべてが負担になった

復職後はしばらく時短勤務にしていましたが、娘が4歳の頃に1年弱フル勤務(8時間労働)に戻したことがありました。
当時、テレビかネットか覚えていませんが、「子供が小さいうちに稼げるだけ稼いでおいたほうがいい」みたいな言葉を耳にしたか見たかして踊らされました。

それに、時短勤務のはずなのに仕事量が多すぎて残業する羽目になっていたので、サービス残業に嫌気がさしていました。

娘も抱っこが大変だった時期が終わり、少しずつ自分のことができるようになってきていたこともきっかけでした。

今振り返ると、後悔しています。
本当にしんどかったです。
夫は相変わらず育児に消極的なので、ただ自分の首を絞めるだけでした。

当時職場では人員不足が深刻化しており定時では上がれず、保育園の延長料金が発生するギリギリの時間のお迎えが当たり前になってしまいました。
毎日仕事のあとは大急ぎで車を走らせる日々(警察に捕まらない範囲で)。

夫は私より早く帰ってくる日がたまにありましたが、代わりにお迎えに行ったのは2回ほどでした。
私が必死こいて娘と帰宅した時、既に帰宅している夫がのうのうと自分のことだけしていると本当に腹が立ちました。

どう考えても、食事を作る私が先に帰ってきたほうが家庭の効率がいいに決まっているのに、夫はどうしても自分のことしか考えられないようでした。

娘のこと
家計のこと
家事分担のこと
自分のこと

考えたいことは山ほどありましたが、時間が足りなくてゆっくり考える暇がありませんでした。

自分で言うのもなんですが、娘は私のことが大好きです。
私が出かけるときは必ずくっついてきたので、一人の時間はほぼありませんでした。
私も娘は大好きだし世界一可愛いのですが、母も人間です。一人の時間が必要です。

仕事の時間を増やしたとたん、「生きているだけで疲れる」ような生活になっていました。

体も心も限界を迎える

そんな毎日を過ごす中で、職場で人事の変更がありました。
簡単に言うと、上司が「入社したてなのに傲慢な若者」になってしまいました。
人の痛みを理解できない様子のその上司とは色々あって、「思いやりがなさすぎる!」と口喧嘩までしてしまいました。
彼は私にとってストレスそのものでした。

それまではストレスの原因の多くは夫だったのですが、職場でも大きなストレスを抱えることになり、ついに体に異変を感じるようになりました。
上半身全体に湿疹が出て痒みに悩まされ、眠れない日が出てくるようになったり、気分が落ち込むようになったり。

ついには職場に行くことさえ嫌になってきてしまいました。
育児の疲労、夫へのストレス、職場の人間関係のストレスが重なり体も心も限界を迎えていました。
前述した上司よりも上の立場の方に退職の意思を伝えました。

結局その後人事異動があり、その問題の上司は別店舗へ配属され私のストレスは軽減されましたが、心身ともに疲れていることには変わりなかったので、退職を撤回して休職をとらせてほしいとお願いしました。
長く勤めていたこともあって上の方々があっさり許可を下さり、2ヶ月休職期間を頂きました。
会社から傷病手当の申請を勧められ、受診した心療内科の先生からは「適応障害」と言われました。

休職中は体をゆっくりと休めることができました。
久しぶりに一人の時間を満喫し、好きなことに時間を使える幸せをかみしめました。

保育園登園が始まってからパートナーにしてほしいこと

我が家のように実家が遠方で核家族の場合、夫婦で助け合うのは必須です。
自分のことばかり考えて家族のための行動がとれない夫は正直お荷物です。
パートナーに負担が偏って深刻化すると、離婚の原因にもなります。
思い当たる節がある方は、今すぐ、今日から以下のどれか一つでもいいから実践してください。

保育園の送迎

送りだけ、もしくは迎えだけでもいいです。
行けるときだけでいいんです。
行けるならぜひ我が子を迎えに行ってあげてください。

お風呂&浴後ケア

夕飯の支度をしないほうが子供とお風呂に入っていただきたいです。
我が家は私が、

保育園のお迎え⇒夕飯の支度⇒一緒にご飯⇒子供とお風呂

を毎日セットで何年もやっていましたが、疲れます。
ずっと子供と一緒なので気が休まらない。

それと、子供と一緒にお風呂に入ったら浴後のケアを忘れずに。
頭と体を拭くのはもちろん、小さいうちは保湿剤も大事です。
あとはドライヤーもお願いします。

お風呂一緒に入っただけでドヤ顔されても、「それ以外は私がやれということ?」と困惑します。

有休を使う、保育園行事に参加する

夫は忙しさを理由に運動会以外の行事に参加しません。
子供の体調不良で休むのもいつも私です。
なんなら私が有休を使い果たしてからも休もうとしないので、おかげでわたしは休めば欠勤扱いで無給です。

妻は好きに仕事を休めると思っているのが腹が立ちます。
そんなわけねーだろうが。

家計にも影響しますので、有休は必要に応じて交互に使うくらいに思ってください。
パートナーとよく話し合いましょう。

受診を交代で替わる

我が家のように子供が定期的な受診が必要である場合、受診を交互に付き添うなどお互いに負担がないようにするべきです。

ただでさえ病気は不安がつきもの。
小児喘息は軽快する確率が高いとは言え、「喘息がひどくなったらどうしよう」「体が弱くて体育の授業休むようになったらかわいそうだな」など不安要素を想像したりしました。

子供に関する不安を一人に押し付けてはだめです。

受診予定日をカレンダーで共有したり、「この日は自分が行くからね」と声を掛け合ったり、夫婦で子供を支えましょう。

こどもと向き合う時間をつくる努力をする

仕事の都合でどうしても育児に時間を費やせない場合は、休みの日に子供と遊んだり一緒に過ごしてみて下さい。
外で遊ばなくても、自宅でゲームをしたり一緒にYouTubeを見たりするだけでもいいんです。
スマホは置いといて、子供と向き合ってください。

年中さん、年長さんあたりになると字を書けるようになったり絵を描くことが楽しくなったりするので、何か書いていたらうんと褒めたり、一緒に描いたり書き方を教えてあげてほしいです。

その分いつも育児をがんばっているパートナーに休む時間をプレゼントしてあげられるし、一石二鳥。

家計を任せっきりにしない

育児と仕事と家事を両立している人は、多くの場合家計も任されているのではないでしょうか。
その場合、考えなければならないことが本当に多いです。
私の場合は毎日の食事のメニューを考えるだけでも大変なのに、

収入と支出のバランス
将来に残すお金のこと
子供に習い事をさせてやれるか
仕事をこのまま続けられるか
これから通う小学校の費用のこと

挙げたらきりがないほど色んなことを考えています。
そんな時、家計を任せっきりで食生活を変えない夫が目に入るとイライラします。
たばこの本数も減らそうとしない。(←ただのグチ)

自分のお金の使い方を見直したりできることは何かないでしょうか。
家計を任せているにしても「貯金を少しでも増やすにはどうするか」をテーマに話をするだけでも、任されているほうは救われます。

まとめ

今回は保育園に行くようになってから体調を崩して休職に至るまでの約5年をざっくりまとめました。
書いているとついついグチに走りそうになってしまうので、修正するのが大変でした。

保育園に通うということはそれなりの手続きも準備も必要です。
単純にやることが増えるんです。
まだまだ女性が育休を長期間とる日本の状況。
あえて「お父さん」に呼びかけます。

世のお父さん、奥さんの体を労って上げてください。命をかけて子供を産んで、更に育児と仕事と家事を頑張っているなら、辛いことがないわけないのです。

たぶんお父さんより己の何かを削って毎日頑張っています。大事にしてください。

とにかく支え合ってほしいです。当たり前に家族と向き合ってほしいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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