こんにちは!
片付け大好き きくちかげつ と申します。
気が付けば年末。
新年を迎えるにあたって不要なものを処分したくなりますよね。
今回は、「我が家の生活環境にソファは必要ないと気付いて処分した話」をご紹介します。
娘の成長や体調、自分自身の変化に合わせて決めた大型家具の処分。
大型家具って購入が一苦労ですが処分はもっと大変です。
購入時はくれぐれもお気を付けください。
この記事はこんな人におススメです。↓
- 大き目のソファの購入を検討している。
- 自宅のソファを捨てようか迷っている。
- 最近「ソファって本当に必要?」と思い始めた。
大型ソファを購入した理由
全体が撮れていなくてすみません。
👆今回の主役であるL字のソファです。(生活感丸出しでちょっと恥ずかしい)
正確に言うとソファベッドです。
座面の下からパーツを引っ張り出すとセミダブルくらいのベッドになります。
ソファとしては大人3人が余裕をもって座れるサイズです。
購入のきっかけは、マイホーム(分譲マンション)購入でした。それまで住んでいた古いアパートからの引っ越しに合わせて購入しました。
大きなソファを選んだ理由は以下の通り。
- リビングがそれまでより広くなった
- 大きなソファに憧れていた
- 旦那が腰痛持ち(床からの立ち座りで少し痛む)
- 来客のおもてなしのため
当時は結婚して2年目で子供はおらず、まだ新婚気分でした。
そして、マンション購入という一大イベントでウキウキしてたのも手伝って、新しい家具で心機一転したかったのです。
今考えれば冷静な状態ではなかったかも。
「新婚気分」「マイホーム」が揃えば毎日ウキウキになるのはしょうがないとしても、大型家具に関してはもっと慎重になるべきでした。
ソファのある暮らしのメリット
結局は処分に至ったソファでしたが、メリットがないわけではありませんでした。
特に育児中は活躍してくれました。
底冷えしない
当然ですが座面が床から数十センチ高いところにあるので、底冷えを気にせず座れます。
冷え性のわたしにはありがたかったです。
ゆったり座れる
ベッドの機能もあるため座面は少し固めでしたが、背もたれにはふかふかの大きなクッションがありました。
お尻が沈みすぎなくて座面も広々。座り心地のいいソファでした。
膝や腰に優しい
腰痛持ちの夫は床からの立ち座りが億劫なようで、ソファが好きでそれこそよく居眠りしていました。
子供が生まれたときは義理の母、実母がそれぞれ手伝いに来てくれましたが、両母ともに膝を痛めていたタイミングでした。
そんな母たちにソファは重宝しました。
子供を抱っこしたまま座れる(いつでも横になれる)
うちの娘は赤ちゃんの頃、抱っこじゃないと眠れない子でした。
抱っこして背中をトントンして寝付いたら、そのままソファに自分も座りグダッとなるのが一つのセットでした。
成長して2~3才になってからも、体調が悪い日はキッチン(水道や冷蔵庫)が近いソファで夜寝る日も多く、とても重宝しました。ベッドにして私も添い寝できましたし。
また、今でも覚えているのは、仕事や育児で疲労困憊のときに一人の時間が欲しくて有休をとった日。
何年かぶりの一人時間でやりたいことはあったのにソファが気持ちよすぎて起きれなくなり、そのまま眠ってしまいました。
ハッと起きたら2時間経過していましたが、気持ちよすぎて全く寝返りをうっていませんでした。
子供を床のホコリから守れる
子供が生まれてからは、赤ちゃんのお世話で手いっぱいで掃除などの家事はおろそかになっていました。
コロコロくらいはしても掃除機掛けはハードルが高い。
子供は自然とソファの上が定位置になっていました。
うちの娘はなかなか寝返りをしない子だったことも功を奏し、自分で身動き取れないうちは娘はソファでコロンとさせ、私はその横に座るのが常でした。
ソファのある暮らしのデメリット
子供の成長とともにライフスタイルが変化し、ソファに対してだんだんとストレスを感じるようになっていきました。
掃除が行き届かない
座り心地のいいソファでしたが、買った当初から床掃除が行き届かないことがネックでした。
ソファベッドにしたことが大きな原因で、パーツを引っ張り出してベッドにするタイプだったので床との隙間が5㎝以下だったのです。
ソファの下を掃除するのが一苦労でした。
壁につけて設置したのでソファの背後から掃除することもできず、奥のホコリはたまる一方。
かろうじてクイックルワイパーは床との隙間に入りましたが、ソファベッドならではの金具や部品とぶつかりすべてのホコリを取るのはソファをどかさない限り無理でした。
ロボット掃除機が欲しかったのですが、床との隙間が5㎝以下では買ってもソファの下まで掃除できません。
大きすぎてリビング狭く感じる
購入当初はソファでゆったりゴロゴロできることが嬉しかったんですが、よく考えたら本当にゴロゴロしたければ床に勝るものはないんです。
それに気付いてからは、「うちのソファ、デカすぎない?」と思うようになりました。
せっかくの広々としたリビングのスペースがソファに1/3近くも取られ、気分がモヤつくようになりました。
子供がソファから落ちて危ない
娘がおすわりを安定して維持できるようになった頃(ハイハイ未習得)、一度だけバランスを崩しソファから落ちそうになってしまったことがありました。(幸い大事には至らず)
いくら床のホコリを避けたいからってバランスを崩しやすい赤ちゃんをソファに座らせることはやはりよくない。でも床のホコリが気になる。
ふと思いました。
「そもそもホコリが溜まる一番の原因はソファだよな。しかも子供だけでは座れないのにでかい。なんなんだソファの存在って。」
娘が成長してからは当然ソファでぴょんぴょんしますし、母親はゆっくり座っている時間なんてほぼありません。
大きなソファが邪魔に思えて仕方がなくなってきました。
ソファを処分する大きなきっかけ
私自身はモヤつきながらも、娘と夫はそれなりに気に入っていたソファ。
そりゃ掃除するのはいつも私ですからね。腹立ちますわ。
でも、「こりゃ処分だわ」と思った決め手は、娘の喘息でした。
娘が1歳の頃、喘息発作を起こし10日間入院しました。
それをきっかけにそれまで中途半端にしていた掃除に対し「しっかりやらないとだめだ」と思うようになりました。いっそのことソファがなければ床掃除が楽なのに…。
更に、ある日娘がご機嫌でソファでぴょんぴょん飛び跳ねたときのこと。
ふと咳が出始めて止まらなくなってしまったのです。
病院に行くと、「喘息の子は激しい運動すると咳が出ちゃったりするからね。たぶんソファで飛び跳ねたから咳が出たんだと思う。」と先生苦笑い。
そんなこんなで購入から7年、夫にソファの処分を相談しました。
ソファ処分のためにしたこと
家族会議(プレゼン)
ソファを処分したいと言う私に対し、夫と娘(当時5才)は最初は反対していました。
ということで、私は2人に「ソファがもたらすデメリット」と「ソファがなくなるメリット」をプレゼンしました。
冷静に淡々と。
一番掃除をするのは誰なのか(私よ私!)、ホコリが溜まることで一番つらいのは誰なのか(娘)。
ホコリが溜まる原因の一番の原因はなんなのか(ソファじゃろがい!!)
健康であることが一番。ソファがその妨げになってはいけません。
二人は渋々ですが応じてくれました。
リサイクルショップに売れるか?訪問査定
処分が決まってから、ダメもとで大手リサイクルショップの訪問査定に来てもらいました。
しかし、担当者さん2名が我が家のソファを見るなり、「あーこれは…申し訳ないんですが…。」と。
まずL字のソファの買取はしていないとのこと。
そして、大きすぎる家具、布地の汚れ具合からしても査定対象にはならないとのことでした。
査定、1秒で終了。
言われてみれば、そこのお店にはL字のソファは置いてないです。
布地の汚れは娘のミルクの吐き戻しを拭いたあとです。
頑張ってシミ取りした結果、輪ジミになってしまいました。無念。
リビングで快適に過ごすために各々に合わせたグッズ購入
ソファのないリビングで何に座るんだと協議した結果、夫には一人用ソファ、娘は体サイズのビーズクッションを購入することで手を打ちました。
私は硬めのビーズクッションを背もたれにしてのんびり過ごすことにしました。
ふかのふかの絨毯設置も検討しましたが、悩みに悩んで購入したのはZABURUG(ザブラグ)という座布団にもラグにもなる商品でした。
重宝しています。
詳しくは別記事で紹介しています。↓
解体、搬出、そしてさようなら
売れないことも分かったところで、気持ちよく捨てる準備を進められました。
そもそもこのソファ、パーツが別々の状態で自宅に搬送され私が一人で組み立てました。
めちゃくちゃ重いししんどかったです。
今回も仕事を休めない夫は不在。一人で解体です。
火事場の馬鹿力でなんとかこなすことができました。
あとは粗大ごみ処理センターに電話して期日に合わせて指定された場所(マンションのごみ捨て場前)に搬出。
一番大きいもので2m越えのパーツがあり搬出はさすがに夫と一緒に行いました。
回収の日、夕方帰宅した時には当然ソファがなくなっていました。
なんだかんだ思い出のあったソファでしたが、ついにサヨナラしてしまいました。
広くなった我が家の変化
ロボット掃除機購入
ソファがなくなったリビングはかなり広く感じられ、とっても掃除しやすくなりました。
そしてなんとその後、念願のロボット掃除機を購入しまして床掃除の手間から解放されました。
家族がそれぞれ快適
夫の座る椅子や娘のクッションも設置し、それぞれが快適です。
ソファを捨ててみて思ったことは、座り方ひとつとっても人それぞれ快適に思う方法、グッズは違うのに、『ソファ』というものに一本化すること自体ナンセンスだということでした。
個性と同じでくつろぎ方も人ぞれぞれであることを受け入れました。
大型家具を捨てたことで必要なモノがわかるようになった
我が家の大型家具ツートップの一つだったソファ。(もう一つはベッド)
大きなモノを処分することで快適を手に入れる感覚を家族で掴んだように思います。
それまで忙しさにかまけて「モノの必要性」に向き合ったことなんてなかった私ですが、ソファを処分することをきっかけに「生活を豊かにしてくれるモノなんて思っていたほどなかった」と気付きました。
言い換えれば、「モノが多くなくても幸せを感じることができる」ということ。
いかにモノ中心に生きていたか…わかるまで40年かかりました。
現在も不要なものをどんどん処分している最中であり、必要なものだけに囲まれた生活を目指し日々片づけを頑張っています。
まとめ
わたしは今後大型家具を買うことはないと思います。
「処分する」と決断するまで時間がかかり、決心してからも捨てるまで大変な思いをしました。
もし必要にかられて家具の購入を検討するときは、
- 自宅にあるもので代用できないか
- 長期で愛用する価値、見込みあるか
- 組み立ては自分で行うのか
- 組み立てた状態で自宅玄関、部屋の入り口などを通過できるか
- 設置後掃除がしやすいか
- 処分時の手間はどれくらいかかるか
- 手放すとき売れる見込みはあるか
以上を検討したいと思います。
みなさんも家具の選定時はくれぐれもお気をつけて。
『住環境に合っているか』『自分や家族に合っているか』をよく考えて家具選びをしましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺
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