夫婦で秋の「けんかまつり」開催【全部ぶつけたら夫が変わった話】

こんにちは!
自称:育児情報収集家 きくちかげつ と申します。
皆さん、お元気ですか?
私はこの秋、夫と2回も大喧嘩をしてとても疲れました。とほほ。
ただですね、その喧嘩が私たち夫婦にとって「良きものであった」と感じたんですよ。
今回の教訓は、「家族間で感情をぶつけることは、必ずしも悪ではない」。
普通のことを言っているように聞こえますか?
でも、世の中には、家族に対して「自分の感情をぐっと抑えて生きている人」も多いと思うんです。
私がそうでしたから。
今回、この「気付き」「経験」は、きっと誰かのために役に立つのではないかと思いブログの記事にしようと思いました。
この記事はこんな人におススメです。🌱
パートナーに対して不満を溜め込んでいる。
パートナーに気を遣って生活している。
パートナーに対し感情的になることはよくないと思っている。
パートナーと一緒にいるのが嫌。
資格の勉強をしたことでかかった気持ちのブレーキ
私は今回の夫婦喧嘩のことを『秋のけんかまつり』と呼ぶことにしたのですが、このけんかまつりが開催される前の約半年間で、アンガーバランスマネジメントとチャイルドコーチングマイスターの資格を取りました。
その学びの中で、
「自分の感情を娘にぶつけるのは良くない」と思ったり、
「夫と話し合うためには、まず自分が冷静でいなくては」と強く思いました。
冷静でいることが、思いやりであり、大人の対応だと。
確かにそうなんですけど、じゃあ、私の感情のはけ口は一体どこにあるのでしょうか…?
ストレス発散の方法はあるかもしれないけど、「この時悲しかった」とか「こう言われて腹が立った」という思いのはけ口って、やっぱり必要ですよね。
『無』でいようとした7年間
そもそも、私はけんかまつり開催前から、
ずーっと夫に対し不満だらけでした。
7年前に娘が生まれてから、夫は育児も家事もほとんどしていなかったからです。(我が家は共働き&核家族です)
そのうち私は、夫に対して“無”でいるのが理想だと考えるようになりました。
何かしてくれたらラッキー。
何もしないのが当たり前。
何もできない人なんだ。
そう思うことでしか、自分を納得させられなかったんです。
でも、そんなふうに自分を無理やり納得させていても、
心の奥では全然納得していない。
ストレスは、毎日毎日、確実に積み重なっていきました。
その結果、職場でのストレスも重なり、私は適応障害になりました。
娘が5歳の時です。
仕事を2ヶ月休むことで、職場のストレスからは逃げられたけれど、
夫と物理的に距離を取らない限り、根本のストレスは消えないと感じていました。
心身ともに辛くて告げた「離婚」
休職が明けた1~2ヶ月後、回復しきれず体も重く辛い状態が続いたことで、夫に「離婚したい」と伝えました。でも、夫からは「離婚しない」という返事がきました。
離婚しないなら、
・もっと娘との時間を大事にしてほしい。
・核家族で共働きなんだから、もっと家事、育児をしてほしい。
と伝えました。
でも、結局ほぼ変わりませんでした。
そう簡単に変われませんよ、40過ぎたおじさんなんて。
そのうちわたしも、「なんで離婚したい相手のために頑張らなきゃいけないんだ?」と思うようになり、夕飯の準備以外、夫に何かするのをやめました。
まじで口を利かなくなりました。
すると、夫もイラつくことが増え、さらに険悪な状態がそこから約2年続きました。
もう限界でした。
家族として成立していないんです。
秋のけんかまつり☆第一部
そして「秋のけんかまつり」の第一部が始まりました。
1回目の離婚請求から約2年が経過したころのこと。
10月のある日。
娘のいるところで言い争いをしたくなかったので、ショートメールで離婚の意向があることを改めて伝えました。
「夫婦として思いやりを持って接することができないし、お互いのために別れよう」と。
その際、お互い思いをメールで多少伝え合ったんですが、最終的には夫は、
「離婚はしない。それだけ。」
と一言だけ返信して終わり。
ムカッとしましたが、アンガーバランスマネージメントで学んだことを思い出して、「怒ることを選ぶな。話し合え。」と自分に言い聞かせました。
その後、娘が寝静まってから話し合いの場を持ちましたが、話は平行線でした。
秋のけんかまつり☆第二部
その1か月後、娘が風邪をひいたので学校を休ませることにしました。
夫婦でそれぞれ1日ずつ仕事を休むことを提案しましたが、夫が有休をとることを渋ったのです。
それをきっかけに、私はついにぶちギレてしました。
「私はとっくに有休使い果たしてるんだよ!今度はそっちがとってよ!」
その流れで、子どもが生まれてからの恨み、悲しみ、寂しさ、
ぜーんぶ・ぶちまけました☆
男はいつも女になんでも押し付けてさ!
こっちだって仕事して忙しいんだよ!全部できるわけねーだろ!
とか。
言葉を選ぶ余裕はなかったです。
アンガーマネージメントのスキルなんて一つも出せません。笑
時には泣き、時には怒鳴り、言いたいことを全部言いました。
夫も言い返してきたけれど、私も倍返しでしたよ。ええ。
もう、止められなかったですね。
でも、そのあと、ものすごくスッキリしたんです!
堰(せ)き止められていたダムの水が一気に放流されて、
負の感情がすっからかんになったような感覚でした。
感情を出したあとに見えた変化
けんかまつりの締めの言葉として、最後に私は夫にこう言いました。
「本当にこれからも3人で変わらずいたいと思うなら、
こんなケンカしてる場合じゃないんだよ。
夫婦で協力しないとダメなんだからね!」
その後、どうなったと思いますか?
なんとなんと、夫の行動が変わったんですよ!
娘がインフルエンザで体調を崩したときは、
心配して何度も顔を見に近寄ったり、
自分から仕事を休んでくれたり、
皿洗いを代わってくれたり。
自分がすべきことが『協力』ということにやっと気づいた様子。
「やっぱり、できたんじゃん」と拍子抜けした部分もありますが、
あれだけ“何もできない人”だと思い込んでいた人が動き始めた。
7年ぶりに夫の優しさを見ました。
そうそう、子ども生まれる前は、こうやって人に優しくできた人だったんですよ。
感情をぶつける=悪、ではない
アンガーマネジメントを学んだからこそ、
「感情を出す=悪いこと」と思い込んでいました。
でも、実際はそうじゃなかった。
本気で向き合うべき相手には、感情を見せることも必要。
それが伝えるということなんだと、今は思います。
もちろん、感情的になることを全肯定しているわけではありません。
私の場合は、離婚を決め込んで、捨てるものはもう夫しかない状態で挑んだので、思いっきり感情むき出しにできました。
相手を傷つけない、過度に困らせない程度なら、自分の感情を正直に伝えるのはいいことなんじゃないかなーと思います。
いい関係を築きたい相手ならなおさら。
…それにしても。
あれだけ負の感情をぶつけても、
それでも一緒にいようとしてくれる夫は、
実は「まぁまぁいいやつ」なのかもしれません。
もしくは鈍感?
…うん、もうどうでもよくなってきました。
とにかく疲れた…。
最後に
感情をコントロールする力は確かに大事。
でも、感情を出すことを我慢し続けると、
心が壊れてしまうこともある。
冷静さと本音のバランス。
それが、夫婦で一緒に生きていくための“本当のアンガーマネジメント”なのかもしれません。
いいこと言った気がします…!
そして、夫婦関係がぎくしゃくしていたことで、娘に気を遣わせていたことに申し訳なく思います。ごめんね、娘。
人様の夫婦喧嘩なんて、なかなかのぞけませんからね。
うちのはこんなかんじでした☆
お粗末様でした。
そして、最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。






