チャイルドコーチングマイスターを取得して1年ちょい。子育てで私が変わったこと
チャイルドコーチングマイスターの資格を取得したのは、2025年5月。
資格を取ってから1年以上が経ちました。
取得したばかりの頃は、「せっかく資格を取ったんだから、学んだスキルを子育てで使ってみよう」と思っていました。
でも、実際の子育てはそんなに都合よくいきません。
「今こそ、このスキルを使う場面!」なんて、そうそうやってこない。
それに、いざ使おうとしてもうまく使いこなせませんでした。
今振り返ると、スキルを使うことよりも、学んだことで自分の考え方が変わっていったことのほうが大きかったように感じています。
資格を取る前の私は、子どもの「今やりたい」に余裕を持って応えられなかった
娘が3歳くらいの頃のことです。
誕生日プレゼントに、おばあちゃんが初めての自転車を買ってくれました。

ある日、娘が「自転車に乗りに行きたい」と言いました。
でも私は、
「外が暑い」
「これから買い物に行こうと思っている」
そんな自分の都合から、イライラしていました。
それでも娘が乗りたいと言うので、一緒に外へ。
ところが、まだ3歳。
うまく乗れるわけもなく、結局私が自転車を押すことになり、さらにイライラ。
帰宅してから、
「娘ちゃんが自転車乗りたいって言い出したんだから、少しは自分で片付けて!」
と怒ってしまい、玄関のスイッチカバーが外れるくらい強く叩いてしまいました。
当然、娘は萎縮して泣いてしまいました。
5年も前のことなので、そのときの自分の気持ちを細かく覚えているわけではありません。
でも、今の自分だったら、もう少し違うアプローチができると思います。
「自転車に乗りたいんだね。じゃあ行こうか。でも今日は暑いから、疲れたら帰ってこようね」
「近所のスーパーまで行って、ちょっと買い物して帰ってこようか」
そんなふうに、娘の「やりたい」を受け止めながら、私の事情も伝える。
3歳は、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできない時期。
だからこそ、親側が少し歩み寄ることが大切なんだと思います。
資格を取って、一番変わったのは「子どもの見方」

チャイルドコーチングを学んでから、子どものことを真正面からだけではなく、少し違う角度から見られるようになりました。
例えば、
- 「なんでこんなことをするの?」ではなく、「何か理由があるのかな」と考える
- 「したくない」と言われたら、まず理由を聞く
- できないことがあっても、子どもだけのせいにしない
- 「子どもだから」と決めつけず、一人の人として意見を聞く
- 子どもが集中しているときは、むやみに邪魔しない
- 子どもの気持ちだけでなく、自分自身の気持ちも一歩引いて考える
こうしたことを、いちいち「チャイルドコーチングのスキルを使おう」と考えているわけではありません。
学んだことが、自分の中に少しずつ染み込んでいったような感覚です。
「子どもだから」と決めつけなくなった

娘が大きくなってきたこともありますが、今は精神的に娘を頼ることもあります。
私が迷うようなことがあれば、
「娘ちゃんはどう思う?」
「娘ちゃんならどうする?」
と聞く。
挙げ句の果てには、
「娘ちゃん、決めて!」
なんて言うこともあります(笑)。
もちろん、親の責任を子どもに背負わせたいわけではありません。
ただ、娘には娘の考えがある。
子どもだから分からないと決めつけず、一人の人として、その考えを聞いてみる。
そんなふうに考えられるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
親だって迷うし、間違える

子どもを一人の人として見るようになったのと同時に、自分自身のことも客観的に見られるようになりました。
大人だって迷う。
親だって間違える。
それをまず認めること。
最近、娘がお皿を割ってしまったことがありました。
「ごめんね」と謝ってきた娘に、私は、
「私も何枚も割ってるし、うちに割っちゃダメな高価なお皿なんてないから大丈夫。それより、なっちゃんにケガがなくてよかったよ」
と伝えました。
割れたお皿より、娘がケガをしていないことのほうが大事。
今は、そんなふうに考えられます。
「褒めなきゃ」と頑張らなくてもいい
チャイルドコーチングでは、子どもを褒めることも大切です。
でも、人を褒めるって、意外と難しいもの。
自分自身が満たされていなければ、「子どもをたくさん褒めよう」と頑張ることだって大変です。
だから私は、できる範囲でいいと思っています。

娘は水泳を習っていません。
それでも泳ぐことが好きで、プールに行くたびに果敢に挑戦しています。
その姿を見ていると、本当に「すごいな」と思う。
だから、
「すごい!進んでるよ」
「できるようになってきたね!」
と素直に伝えてきました。
褒めようと思って褒めたというより、一人の人として娘の姿を見て、本当にすごいと思ったから伝えたという感じです。
そうやって認めているうちに、娘はどんどん泳げるようになってきました。
小学2年生になった今は、まだ不格好ながら、もうすぐ息継ぎができそうなところまできています。
子育てが、前より少しラクになった

そういえば最近、
「子どもに怒ったのって、いつだっけ?」
と思うくらい、娘に怒っていない気がします。
もちろん、イライラすることはあります。
でも、イライラすることと、それをそのまま子どもにぶつけることは別。
子ども部屋が汚れていたら一緒に片付ける。
片付いたら、そのまま一緒に塗り絵をしてみる。

リビングが多少散らかっていても、「私も掃除嫌いだしな」と思える。
一つ一つは小さなことです。
でも、こうした小さな変化が積み重なって、子どもと向き合うことが以前よりラクになったのだと思います。
チャイルドコーチングマイスターを取得して1年以上経った今

正直、資格を取った直後は、ちゃんと活かせているのか分かりませんでした。
でも、1年以上経った今振り返ってみると、学んだことは思っていた以上に自分の中に残っていました。
時間をかけて、自分のことを少しずつ肯定できるようになったこと。
それが、娘のことを認める余裕にもつながっている気がします。
そう考えると、あのときお金をかけて勉強したことは、無駄じゃなかったんだなと思います。
もし資格を取る前の自分に会えるなら、
「もっと子どもとラクに向き合えるようになるよ」
と伝えたいです。
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