子持ちパート主婦の有休事情|取りやすい職場の3つのポイント

こんにちは😀
仙台在住・パート勤務・小1の娘と暮らす きくちかげつ と申します。
今回は「パート勤務」と「有休」について綴っていこうと思います。
はじめに
パートで働いていると「有休ってちゃんともらえるの?」「子どもが急に体調を崩したとき、どこまで休んでいいの?」と不安になることはありませんか。
正社員の有休制度についてはよく知られていても、パートやアルバイトの有休事情は意外と情報が少なく、同じ立場の人に聞いて初めて知ることも多いものです。
この記事では、パート主婦の有休はどう決まるのか、実際にどのくらい使えるのかを整理するとともに、私自身の体験談もご紹介します。
子育てと仕事を両立する中で「休みたいけど言いづらい…」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
パートでも有休はあるの?
「パートに有休なんてあるの?」と思う人も多いのですが、労働基準法で定められていて、勤務日数に応じて必ず付与されます。
ただし「実際に取りやすいかどうか」は、職場の雰囲気や人員体制によって大きく変わってきます。
有休を取りやすい職場の3つのポイント
私が思うに、有休が取りやすい職場かどうかは、主に次の3つが大きなポイントです。
- ✅管理者(店長や責任者)の考え方
子持ちに理解があるかどうか。 - ✅子持ちの従業員が多いかどうか
「お互い様」の雰囲気があると取りやすい。 - ✅人員が十分に確保されているか
誰かが急に休んでも回せる体制かどうか。
この3つが揃っていると、子どもの体調不良などでも休みを取りやすくなります。
有休は勤続年数で決まる
パートでも、6か月以上継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば有休が発生します。
日数は勤続年数に応じて増えていきます。
パート・アルバイトの有休日数(比例付与)
勤務日数が少ない場合でも、有休は勤務日数に応じて比例して付与されます。
勤続年数 | 週4日勤務 | 週3日勤務 | 週2日勤務 | 週1日勤務 |
---|---|---|---|---|
6か月 | 7日 | 5日 | 3日 | 1日 |
1年6か月 | 8日 | 6日 | 4日 | 2日 |
2年6か月 | 9日 | 6日 | 4日 | 2日 |
3年6か月 | 10日 | 8日 | 5日 | 2日 |
4年6か月 | 12日 | 9日 | 6日 | 3日 |
5年6か月 | 13日 | 10日 | 6日 | 3日 |
6年6か月以上 | 15日 | 11日 | 7日 | 3日 |
例:週3日勤務のパートなら、半年で5日、1年半で6日の有休がもらえます。
「パートは有休がない」と思われがちですが、制度上はしっかり権利があります。
これから仕事探しをする人へ
面接で質問してみましょう
有休の制度はどこでも同じですが、実際に取りやすいかどうかは職場環境次第。
面接のときにやんわりと、こんな質問をしてみると雰囲気がつかめます。
- 「子育て中の方はどのくらいいらっしゃいますか?」
- 「急なお休みが出たときは、どのように対応されていますか?」
見学させてくれる職場はいいところかも?
また、職場によっては希望を申し出ると見学させてくれる場合もあります。私の職場がそうで、面接するしないは別で見学ウェルカムです。
実際に働いている人の雰囲気を見せてもらえる職場は何事もオープンな環境でしょうから、気になる場合はダメもとでも「見学させていただくことはできますか?」と聞いてみるのも一つの手です。
私の体験談
今の職場に恵まれています
- 管理者は独身女性ですが、子持ちにとても理解がある
- 現場の従業員も子持ちが多く、休むのは「お互い様」として受け入れる雰囲気
- 一人二人休んでも、多少きついながらもカバーできる仕事内容
特に「子どもの急な体調不良に理解がある」点はとても助かっています。
管理者が理解あるからこそ、こちらも誠意を持って対応
管理者が子持ちのパート従業員に理解があるからこそ、こちらも誠意をもって必要なことを伝えていきたいと思っています。
- できるだけ早めに連絡する
- 休みの期間やいつまで休むのかを明確に伝える努力をする
休む側こそ、できるだけ職場に迷惑がかからないよう配慮する気持ちを忘れないようにしたいですね。
【今年度】20日の有休は5ヶ月で使い切りました
私は、今年度付与された有休20日を、実は4月からわずか5ヶ月で使い切ってしまいました。
理由は、娘(喘息持ち)が小学校に入学してから体調を崩すことが多かったからです。
- 4月〜6月は小さな風邪を何度もひき、無理をさせると長引いてしまうため、早めに休ませることを優先しました。
- 私自身も疲れがたまって扁桃腺を腫らし、1週間休んだり。
本当は「娘と遊ぶため」や「自分のリフレッシュ」に有休をとりたかったのですが、現実はほとんどが体調不良によるお休み。
有休のありがたさを実感しつつも、子育て世代にとって有休は“余暇”ではなく“命綱”のような存在と思っています。
友人のケース(大手銀行のパート)
一方で、友人(小学生2人のママ)は大手銀行でパートをしていますが、環境は厳しいそうです。
おつぼね的存在の社員さんに煙たがられていて、子どもがインフルエンザや発熱で数日休むと「いつ出てこれるの?」とプレッシャーをかけられたとのこと。
大手だからといって必ずしも安心できるわけではないのが現実です。
まとめ
- パートでも勤務日数に応じて有休は必ずもらえる
- 取りやすさは「管理者の考え方」「子持ちの割合」「人員体制」に左右される
- 自分や家族を守るためにも、有休を取りやすい職場を選ぶ視点が大切
おわりに
パート主婦にも有休はきちんと与えられますし、法律で守られている制度なので「取ってはいけない」ものではありません。
ただし、実際に子育てをしながら働いてみると、「余暇のために有休をとる」よりも「子どもの体調不良や急な事情で消えていく」ことの方が圧倒的に多いと感じています。
だからこそ、職場選びのときには「子育て世代に理解があるかどうか」が本当に大事。
今まさに働いている子持ちの皆さん。毎日本当にお疲れ様です。
休みたくて休んでるんじゃないんだよ…!と思うこと、ありますよね😓
本当は家族とご自身の健康のために、有休でほどよく息抜きできればいいんですが…。
私は子供の体調不良で仕事を休むとき、「子どもと向き合う時間」と思って割り切るようにしています。この時間がいつか思い出になるよな、なんて思いつつ。
最後まで読んで頂きありがとうございました😌