注意!!ネタバレあり
こんにちは!
保育園年長さんな娘を育児中の きくちかげつ と申します。
腹が減っては戦はできぬ。
ストレスが溜まっちゃ育児はできぬ。
やることに追われる日々。わたしは週に一度仕事しない日を設け、「一人の時間を噛みしめる日」として英気を養っています。
育児中のみなさん、積極的に気分転換の時間を作りましょう。
そんな息抜きに読んでいる面白い漫画を紹介します。
この記事はこんな人にオススメです!
子育ての合間に読むオススメの漫画を教えてほしい。
軽めの恋愛漫画を読みたい。
恋愛経験があんまりないまま30歳を超えた。
『まさかな恋になりました』あらすじ
令和6年10月に最終刊となる11巻が発売され3年の連載を終えた「まさかな恋になりました」。
主人公は35歳の冴えない女性:岩井栞(いわいしおり、以下:栞)。
栞は浄水器の会社の事務社員です。勤続12年のベテラン。
見た目は地味で恋愛経験も乏しく、大学卒業後から長年勤めている職場では、若い社員たちから影で「お局」と呼ばれています。
都会の暮らしに憧れて田舎から上京してきたものの、パッとしない日々を送っていました。
自己肯定感が低く自分に自信を持てない日々の中、突然アパートの隣の部屋に引っ越してきたのは、なんと首から上が魚にしか見えない男性、伊達瑞樹(だてみずき、以下:瑞希)。
最初は頭が魚であることから不審にしか思わない栞でしたが、ひょんなことから意気投合。実は素顔(人間)がイケメンであることにも気付き、いつしか恋心を抱くようになりました。
なぜ瑞希のことが魚に見えるのか。そこには幼少期のトラウマが関係している。
瑞希に振り向いてほしくてひたむきに努力する栞。
栞と瑞希の運命やいかに!
『まさかな恋になりました』の魅力
ギャグ要素と恋愛要素のバランスがいい
わたしはもともとギャグ漫画が好きなんですが、この作品の『主人公は特定の人物が魚に見える』というところがすっとんきょうで好きです。
そして、栞のリアクションとか語り口調が独特で笑えます。
恋愛経験が少ない、職場では孤立、プライベートで会話相手はサボテン。そんな孤独な35歳の女性を独特な面白さで表現しています。
イケメンの瑞希ですら、リアクションでイケメンじゃなくなったりします。
ギャグ漫画の表現が多い一方、この作品の大きなテーマは恋愛なので、恋をしたときのキュンとする胸の締め付けが随所で感じられます。
「自分の栞に対する気持ち」に気づいたときの瑞希は、羨ましさを感じるほど恋愛してます。自分も誰かに恋をしたい!と思ってしまいました。(既婚ですがなにか)
登場人物が絞られている
わたしは少年漫画も好きで結構読むのですが、好きな漫画(ワンピースとかハンター✕2とか)はだいたい登場人物が多い漫画が多くていつも名前を覚えられません。
一方この作品の主要メンバーは以下の通り
岩井栞
伊達瑞希
ゆうこ
シンくん
アンドリュー
瑞希の父
小早川さん
栞の母
これくらいしかいないので、この人なんだっけ??がないんです。
コレって忙しい合間に見る漫画に大事な要素で、いちいち読み返さなくて済むので助かりました。
栞がどんどんきれいになる
瑞希への恋心から、メリハリのないだらしない体を絞るためランニングや腹筋で鍛える栞。1ヶ月の努力で見事にガッチリとしたボディを手に入れます。
更に雑誌や本で勉強し肌のお手入れやメイク、服のセンスも磨かれていきます。
もともと持っている品が合間って素敵な女性になりました。
栞と瑞希の関係の変化を丁寧に表現
栞と瑞希がくっつくまでに8巻かかっています。
全11巻の中でちゃんとお付き合いが始まったのは8巻の最後。
二人の関係性の変化が丁寧に丁寧に描かれていて、感情移入せずにはいられないんです。
努力は報われる
地味子さんだった栞がピカピカの美人になったことがなんだか励みになります。
イケメンの彼氏をゲットするのはちょっと現実的ではないですが、好きな人のために変わる努力をする経験というのは、多くの女性が思い当たるのではないでしょうか。
努力さえすれば変われる可能性があるんだよ!と応援してくれているような気さえします。
栞の過去が意外と深刻
ギャグ要素がある反面、栞の過去や家族に関しては笑えないシーンばかりです。
特に栞のお母さんが出てくるシーンでは、読んでいて胸が痛みました。
最終的にお母さんとの関係がどうなっていくのかも見所の一つです。
栞がどんな思いで上京したのかを知ると、益々応援したくなるのです。
瑞希がポンコツ
イケメンで優しく非の打ち所がない瑞希ですが、栞と付き合ってからポンコツ具合が露呈していきます。
オバケが怖くて古い民宿にビビる
いつも大事なことに気付くのが遅い
などなど。
そんな瑞希を温かく見守り、愛情深く接する栞がまた素敵なんです。
キャラクターがクセ強めなのに憎めない
瑞希の元カノのゆうこを初めとする脇を固める登場人物のクセが強くて面白いです。
極めつけは、ゆうこと結婚したアンドリューの両親で、特に母親の見た目がとにかく強烈です。
こちらも楽しみに見てほしいです。
全体的な感想
人を心から好きになることって、こういうことなのか…と思いました。
わたしは夫と結婚する前、本当に人として見てただろうか。恋に恋しちゃって勘違いして結婚しちゃってたんじゃないだろうか。
本質的なところ、本当に見えていたのか。
舞い上がってただけじゃないかろうか。
その人のだめな部分も受け入れられるかどうかが大事だけど、ダメなところは見ないようにしていいところだけ見ていなかったかな…
栞と瑞希がただただ羨ましい。
自分はできなかった、心から人を好きになるということを紆余曲折経て達成した二人を見ていると幸せな気持ちになりました。
まさに少女漫画に抱く憧れですね!
こんな人に読んでほしい
結婚10年目くらいの夫婦
結婚して夫との生活がマンネリ化してる女性にぜひ読んで頂きたいです。栞と瑞希の関係の変化にドキドキします。
そして、好きな人ほしいなーなんて思っちゃう自分にちょっとびっくりしたり。
恋愛に奥手な人
若い頃恋に奥手だった人も共感する部分が大いにあると思います。わたしも恋愛には奥手な方だったので栞の気持ちが痛く理解できます。
恋愛初心者
まさに今、恋愛初心者で初めての彼氏、彼女とお付き合いしている人にも読んでほしいです。
シンくんと栞のやりとりから、相手を尊重するだけでは本当のいい関係は築けないということもいい教訓だと思いました。
片思いの人
瑞希が栞に片思いのとき、びっくりするくらいひたむきです。
好きな人がだれかと付き合っている状況…。自分はどうすればいいのかわからなくなっている姿に共感します。
好きな人を応援する、好きな人を見かけると無条件にドキドキ高鳴る。
片想いってピュアですね!キュンです!
まとめ
地味子さんが変わりたいと心から願い、努力で素敵な女性になり、幸せを掴むお話「まさかな恋になりました」。
女性はもちろん、女性の気持ちがいまいち理解できない男性にもおすすめです。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
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