こんにちは🙂
ストレスから逃げて会社を2ヶ月休職したことがある きくちかげつ と申します。
育児、家事、仕事に追われる日々。
ワーママ、ワーパパの皆さん本当に毎日毎日お疲れ様です。🙂↕️
「ストレス」「疲れ」
溜め込んでいませんか?
今回は、疲れた時は休職するという選択肢があることをみなさんにお伝えしたく記事にしました。
わたしの体験談を織り交ぜながらお伝えしていきます。
この記事はこんな人にオススメです。↓↓
- 日々のストレスで疲れ切っている。
- 家事、育児、仕事が忙しくて何年もやりたいことができていない。
- 心身ともに疲れて意欲が沸かない。
- 寝不足、朝起きれない、手の震えなど体に何らかの異変があり仕事に支障がある。
「休職」とは
休職とは、会社と雇用契約を維持したまま従業員が個人の理由で労働を免除され一定期間休む事を指します。
法律では定められていないため、休職の期間など詳しく知りたい人はまずは勤めている会社の社内規定を確認してみましょう。
この記事では、病気や怪我でやむを得ずとる突発的な休職ではなく、
【日々の様々な疲れから一時解放されてリフレッシュする手段として休職する】
という計画的な休職について触れていきます。
休職のメリット
体が休まる
通勤、労働から開放され体が休まります。
温泉やマッサージを受けるなど体が喜ぶことをしてあげればさらに体が軽くなることでしょう。
心が休まる
多くの人は職場の人間関係で少なからずストレスを感じているのではないでしょうか。
休職することでストレスの原因となっている人と距離を置くことができます。
この物理的距離の効果は絶大で、毎日顔を見なくなるだけで心がらくになります。
また、ストレスによって体に何らかの症状が出てきてしまっている場合は、しっかり休みを取ることで時間がかかるかもしれませんが改善する可能性があります。
私自身、ストレスで皮膚の痒み、手の震え、不眠がありましたが、休職したおかげで改善しました。
したいこと、したかったことができる
仕事に使っていた時間を自分のために使うことができるので、それまで我慢していたことを思い切りすることができます。
漫画読破、映画三昧、音楽観賞、寝る、ダラダラする、新しいことにチャレンジする…
とにかく何でもいいので自分のためだけに過すことができる喜びを噛み締められます。
本来の自分を取り戻せる
心身が休まりやりたいことが実現すると、心が満たされていきます。
すると、本来の自分を取り戻せたような感覚になります。
私の場合は、育児、家事、仕事で自分のしたいことを後回しにしているうちに、本来自分が好きなことが何なのか分からなくなっていました。
「心から好きなこと、ものってなんだろう?」
若い頃とは違って年を重ねた今だから好きなれることがあるはずなのに、それがなんなのかよく分からなくなっていました。
ひとりの時間を確保できて、やっと自分のことを考えることができました。
休んでも戻る場所(職場)がある
休職は次の仕事を探す必要のない休み期間なので、体を休めることに専念できます。
退職前の有休消化と違って次のことを考えなくていいので、気がラクです。
健康保険の加入を維持できる
健康保険料を滞りなく支払えば、休んでいる間も健康保険を使うことができます。
病院に行っても困ることはありません。
休職の注意点
無給
休職期間は無給である場合がほとんどのようです。
わたしの勤めている会社でも無給でした。
我が家の場合は、前年に夫婦で家計を見直し無駄な生命保険を解約して返ってきたお金や貯金があったので生活は問題なくできました。
計画的な休職の場合、休みに入る前に貯えを作っておくことはとても重要です。
社会保険料の支払いは継続
雇用契約が続いているため、社会保険の支払いも毎月継続と考えておきましょう。
つまり、無給な上に会社にお金を払う必要があるのです。
しかし、健康保険に加入しないと病院での支払いが10割になってしまいますし、年金に備えるならば厚生年金は滞りなく支払うことがベストです。
会社側とよく確認しておきましょう。
復職した時に浦島太郎状態
復職すると、新しいタスクが増えていたり人の入れ替えがあったりして変化についていくのが少し大変です。
でも、リフレッシュした体ならきっとついていけるでしょう。
場合によっては傷病手当が貰える
休職前から何らかの症状がある場合は傷病手当がもらえるかもしれません。
私の場合、手が軽く震えていても「そのうち治まるだろう」と気に留めませんでしたし、夜あまり眠れていなくても「娘の産後の授乳のキツさに比べればなんてことない」と思ってしまっていました。
心療内科ではこれらの症状から「適応障害」と診断されました。
自分では自覚がなくても、実は体が上げている悲鳴に気づいていない場合があります。
忙しすぎて自分を労れないんですよね…。
よーく思い返してください。
体に何らかの不調のサインはないですか?
それを紙に書いたり携帯のメモ機能で文字に起こしてみてください。
客観的に見た時、「ヤバい」と思いませんか?
実は心療内科や精神科を受診する必要があるかもしれません。
今は心を病む人が多い世の中ですから、些細なことでも心療内科を受診するのは恥ずかしいことでもなんでもありません。
医師が休職が必要と判断すれば、傷病手当の申請書に一筆書いてくれます。
必要であれば診断書(有料)も発行してくれます。
傷病手当についてはこちら詳しく掲載されています。↓
ご参照ください。
休職までにすること
計画的な休職までのステップはざっくりと以下の通りです。
あくまでも私がとった行動なので、人によって項目が前後すると思います。
①仕事を3ヶ月くらい休んでも大丈夫なくらいの貯金があるか確認。
②家族に相談。
③社内規定の確認。
④上司に相談。
⑤社会保険の担当者と相談。(傷病手当の申請をするよう提案される)
⑥休職期間が決まったら仕事の引き継ぎをする。
⑦休職開始。
⑧心療内科を受診。
⑨休職が必要と判断され約2ヶ月傷病手当を申請
本当にざっくりですが以上です。
仕事の引き継ぎに関しては、できるだけ完璧を目指しました。
長期休むだけでも何らかの迷惑をかけてしまうので、引き継ぎは残される人が困らないように配慮することはマストです。
計画的な休職の場合、どれくらい前に会社に伝えるべきか?
厳密に休職は『休む◯日前に申し出ること』みたいな決まりはないようです。
あくまでも個人的意見ですが、退職の時と同じと考えていいのかなーと思います。
計画的な休職の場合、最低でも3ヶ月前には上司に意向を伝えたほうがいいというのが私の意見です。
3ヶ月あれば代わりの補充や社保の担当者も焦らずに済むでしょう。
引き継ぎ期間を考慮すると自ずと答えが出るのではないでしょうか。
あとは、会社や仕事の状況も影響してくると思います。
ちなみに私は、精神的に追い詰められていたころ同僚から「半年後に新店がオープンし事業拡大する」と聞き、自分を人数に数えてほしくなくて上司に一度退職の意向を伝えました。
結局色々あって退職ではなく休職に踏みとどまりましたが、最初にアクションを起こしたのは休職する半年前ということになります。
わたしの仕事は月に一度締め切りがあるものが多かったので、後輩に引き継ぐには丁度良かったように思います。
毎週締め切りなのか、毎月締め切りなのかで一緒に取り組みながら教えられる回数が変わってきます。
いずれにしても会社や一緒に働いている周囲の人に配慮して余裕をもって伝えたほうがいいと思います。
休職を推す理由
私が精神的ストレスから体に異変を感じたのは、おそらく「アスペルガー疑惑のある育児に向かない夫」と、職場に新たに配属された「人を差別する上司」が原因です。
【参照↓↓】
家庭でも職場でもストレスを抱えるようになってしまい逃げ場を失った私は、「仕事に行きたくない。とにかく一度長期的にしっかり休みたい」と思うようになりました。
40年生きてきて初めて「自分が壊れてしまうかも」という危機感を感じました。
今考えればその時点で心療内科を受診したほうがよかったと思います。
私が受診したのはその半年後、休職直前に私の身を案じて「心療内科を受診して傷病手当もらったら?」と会社側が提案してくれたからでした。
それがなかったら受診なんてしなかったと思います。
日本人は基本的に真面目なので、仕事を頑張ってきた人は長期間休む自分を想像すらできなかったりします。
でも、今こうしている間だって心の病を自覚できていない可能性があるのです。
本当に誰だって心を病む可能性があります。
単純に、休んだほうがいいときだってあるよ!無理したって体に悪いよ!と思うわけです。
精神的ストレスは虐待や自虐の原因になりうる
精神的に追い詰められると、心が常に圧迫されたような状態になります。
怯えている自分が心の深いところで小さくうずくまっているような…。
早めに対処しないと、余裕がなくて子供に辛く当たってしまったり、自分自身を傷つけてしまう結果になるのではないかと思うのです。
子供にとってお母さんは特別な存在です。
自分や子供を裏切る結果にならないよう、参事を招かないよう、「なんかやばい」と思ったら心療内科に相談してみて下さい。
しっかり休養をとることで防げる事態もあると思うんです。
最終的な相談相手は専門家(医者)であるべき
実母は私の夫よりも家事や育児をしない父(故人)と長年寄り添った人なので、夫のことを母に相談しても「まーあんまり完璧を求めすぎないようにしなさいよ。そのうち旦那さんから見放されるよ」みたいなことしか言われませんでした。(見放したいのは私だけど)
時代も違いますからね。
母にとっては私の悩みは「グチ」にしか聞こえなかったのでしょう。
頼りになる友人はいましたが、心の支えにはなってくれるものの、具体的に何かが解決するわけではありません。
結局は休職するには自分で決めて会社に相談するか、お医者さんの手を借りるしかないのです。
病院に足を運ぶのは気が引けるという方は、是非オンラインで受診できる心療内科をお勧めします。
会社から勧められてもなお「自分は元気だ、受診するほど病んでない」と思い込んでいた私も病院に行くことに抵抗があり、こちらを利用しました。↓
クリニックの先生に「適応障害」と言われた時は、「先生、大袈裟に言ってるだけじゃないの?」なんて思いました。
でも事実なのです。
復職から半年経過している現在は手の震えはおさまって、夜もしっかり眠れます。
やっぱり普通の状態ではなかったんだなーと思います。
まとめ
心の病は目に見えないので、自分自身が自覚しないと対処できないものです。
私がお伝えしたいのは、
・元気と思い込んでるだけで実は心の病を自覚できてないだけかもしれない。
・体に異変を感じたら、自分と向き合ってその原因を考えてほしい。
・ストレスからは逃げていい。
・休むことで解決するならぜひまとまった休みをとって自分を甘やかしてリフレッシュしてほしい。
・心に病を抱えているなら医療機関の力を借りてほしい。
以上5点です。
私が約2ヶ月休職して思ったことは、「無理したところでいいことはない」「心身が元気じゃないと育児、家事、仕事は続けられない」ということ。
当たり前なことなんですけど、私の職場でも無理している人がなんと多いことか。
多少の無理はつきものですが、人間無理し続けることは難しいです。
ということで、来週あたり会社を一日くらいずる休みして、自分を甘やかしてはいかがでしょうか。
(なんて言っていますがなんの責任も負いませんのでご了承ください)
最後まで読んで頂きありがとうございました☺
コメント