こそだて

不登校の子どもへの接し方が分からない親御さんへ|迷った私が具体策を学んだ一冊【体験談】

きくちかげつ

子どもが「学校に行きたくない」と言い出したとき、
親はどう接するのが正解なのでしょうか。

励ますべき?
休ませるべき?
それとも、少し厳しく背中を押すべき?

小学1年生の秋、娘がクラスメイトとのトラブルをきっかけに教室へ行けなくなったとき、私は毎日その答えを探していました。

「この対応で合っているの?」
「甘やかしていない?」
「私の育て方が悪かったのかな?」

不登校の子どもへの接し方が分からず、心がすり減っていく日々。

そんなときに出会ったのが、今回紹介する一冊です。

著者:福田遥さん

『不登校をチャンスに変える 一生モノの自信の育て方』

親に寄り添う言葉に救われた

著者の福田さんは、5年間の小学校教諭を経験し、世界の教育現場も訪問。
ラジオの子育て番組MCやオンラインフリースクールの開校など、
長年、幅広く子どもたちと向き合っている方です。

まず私がこの本に救われた一番の理由は、
“親への言葉”でした。

子どもが不登校になると、

・自分の育て方が悪かったのでは
・見守るだけで本当にいいのか
・もっとできることがあるのでは

そんな思いが頭から離れなくなります。

本の著者である 福田遼さんも、多くの不登校の子どもたちと向き合う中で、

「力になれていないんじゃないか」
「後悔することもあった」

と正直に書かれていました。

専門家でさえ迷う。

その事実に、私は救われました。

責められるのではなく、
「その気持ちは自然ですよ」と言ってもらえたような感覚。

まるで隣で一緒に娘を応援してくれている人がいるようでした。


「誰が悪いのか」を探すのをやめられた

もうひとつ救われたのは、この言葉です。

元凶を探し、誰かを責め立てても、あまり意味はありません。
僕は、不登校に元凶なんてないと思っています。

子どもが不登校になると、どうしても原因を探してしまいます。

親のせい?
先生のせい?
クラスメイトのせい?

でも、インターネットが普及し、多様性が広がり、
学び方も生き方も選べる時代。

急激な社会の変化の中で、
学校という仕組みが追いついていない部分があるのも事実です。

だからといって、誰か一人が悪いわけではない。

その子を取り巻く環境、価値観、社会背景。
いろいろな要因が重なっている。

そう思えたとき、私はやっと

「自分が悪かったのかもしれない」

という思いから少し解放されました。


実際にやってみたこと:ポイントカード

原因探しをやめられたことで、
やっと“これからどうするか”に目を向けられるようになりました。

そこで本に載っていた方法を参考に、
ポイントカードを作りました。

・お手伝い
・勉強
・身の回りのこと

達成できそうな項目をいくつか用意し、
簡単なものは1ポイント、少し難しいものは2ポイント。

30ポイントたまったら、
娘の欲しい「あつ森のアミーボカード」1袋と交換。

提案したときの娘の目は、久しぶりにキラキラしていました。

毎日「今日はこれやる!」と自分から取り組み、
できたらシールを貼る。

学校に行けるかどうか以外にも、
「できた」が増えていきました。

表情が明るくなり、自信も少しずつ戻ってきたように感じます。

この他にも、本には具体的な声掛けやアプローチがたくさん載っています。


ポイントカード実行後の変化

料理の手伝いは2ポイント

ポイントカードで小さな目標を積み重ねたことが、自信につながったのかもしれません。
気づけば、娘は「学校を休みたい」と言わなくなっていました。

自分のクラスではなく、サポートクラス(教室に入れない子どもの居場所)ではありますが、笑顔で毎日登校するように。
正直、魔法みたいだと思いました。

もちろん順風満帆ではありません。
2月のはじめに風邪で2日休んだときは、
「また休み癖がついてしまうかもしれない」
と、不安がよぎりました。

でも、その心配は杞憂でした。
体調が戻ると、何事もなかったようにまた登校。

最近では、2〜3日に1回、1時間だけクラスにも行けているそうです。
帰宅すると、
「今日クラスに行けたんだよ」
と、少し誇らしげに教えてくれます。

その姿を見るたびに、
「すごいな」と心から思います。

それでも、不安がゼロになったわけではない

今、娘は笑顔で登校できています。

でも、不安がゼロになったわけではありません。

もうすぐ春休み。
そして2年生への進級、クラス替え。

環境が変わることに、正直怖さはあります。

それでも以前と違うのは、
「どう向き合えばいいか」の軸があること。

原因を探して自分を責めるのではなく、
小さな成功体験を積み重ねる。

この本は、娘を変える魔法ではありませんでした。
でも、私の向き合い方を変えてくれました。


この本はこんな人におすすめ

・不登校の子どもへの接し方が分からない
・自分の対応が正しいのか不安
・原因を探しては落ち込んでしまう
・具体的に何をすればいいか知りたい

そんな親御さんに、読んでほしい一冊です。

あの頃の私に言えるなら、

「この本を読んでみて。
欲しかった答えが、ここにあったよ。」

そう伝えたいです。


おわりに

この本は、子どもを変える方法よりも先に、
“親の心の置きどころ”を教えてくれました。

不安がゼロになるわけではありません。

それでも、
原因を探して自分を責める日々から抜け出し、
子どもと向き合うための軸を持てたことは、大きな変化でした。

あの頃の私のように、
答えを探している人にこそ読んでほしい一冊です。

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きくちかげつ
子育て情報収集家(宮城在住)
こんにちは!宮城在住、小学生の娘、夫と3人家族のきくちかげつです。パート勤務しながらブログを運営中。宮城を中心とした子育てに役立つ情報を発信しています。お出かけ情報以外にも、資格やグッズも紹介しています。
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